11:30頃 熊野古道観光の拠点となる新宮駅から出発

新宮駅から熊野観光をスタート！ 東京発でも朝一に出発すれば、ランチ前に新宮駅に到着します。

約16分

朱色の美しい拝殿

最初の熊野詣は、熊野速玉大社から。熊野速玉大神（くまのはやたまのおおかみ）と熊野夫須美大神（くまのふすみのおおかみ）を主祭神とする左右対称・鮮やかな朱色に塗られた拝殿が美しさが印象的です。また、境内には樹齢1000年近、平清盛の嫡男だった平重盛が植えたと伝えられているご神木の梛（なぎ）もあります。

約3分

郷土料理「めはり寿司」でランチ

熊野名物の「めはり寿司」。高菜の浅漬けの葉でご飯を包んだ郷土料理です。名前の由来は、「大きく口を開けると目が見開かれるから」「目を見張るほど大きくて美味しいから」などと言われています。めはりや総本舗は1962年に創業、郷土料理だっためはり寿司を初めて商業化したお店として有名です。

約2分

絶品の「鈴焼」を自分と大切な人へのお土産に

明治元年創業の老舗の和菓子屋。地元の人にも親しまれ、さらに観光シーズンには県外から訪れた人で行列ができます。おせんべいやどら焼きも置いてありますが、必ず買うべきは「鈴焼」。ベビーカステラと何が違うの？と、思われるかもしれませんが、この香梅堂のしっとりとした優しい甘さは別格で、一度は食べてみていただきたいもの。贈答用の箱入り商品もありますので、お土産にもぴったりです。

香梅堂から新宮駅まで徒歩13分、新宮駅前からバスで本宮大社バス停まで約1時間

いにしえの時代を感じさせる、熊野詣の中心地

さて、新宮エリアを発って、次は熊野本宮大社に向かいましょう。熊野三山のなかでもとりわけおごそか、そして悠久の歴史を感じさせる本宮大社。社殿は国の重要文化財に指定されています。境内への長い階段を登りきると、向かって左手に牟須美（むすみ）・速玉（はやたま）の両神。中央は主神の家津美御子神（けつみみこのかみ）。そして右手は天照大神（あまてらすおおみかみ）が祀られています。本宮から徒歩5分の大斎原（おおゆのはら）にそびえたつ高さ35m幅約42m、日本一の巨大鳥居も必見です。

約5分

勝浦マグロ尽くしの夕食

夕食と宿泊は、熊野本宮大社から移動して勝浦で。勝浦はマグロの水揚げ量が日本一！ぜひ夕食にマグロをいただきましょう。こちらの桂城は地元の人が太鼓判を押す、新鮮なマグロを食べることができるお店。お店の一押しは「まぐろ定食」で、まぐろの刺身、まぐろステーキ、まぐろのそぼろ、まぐろつみれ汁……など様々な調理法を楽しみながら、マグロ尽くしの夕食を味わえます。

約5分

20:00頃 温泉でゆったり疲れを癒そう

豊富な湧出量を誇る勝浦温泉には沢山の旅館やホテルがあります。洞窟風の温泉、絶景が楽しめる温泉などありますので、ゆっくり旅の疲れを癒してください。

7:30頃出発

勝浦駅からバスで20分。大門坂バス停で下車し、コーススタート

8:00頃トレッキングスタート 初心者でも歩ける熊野古道へ

2日目は、いよいよ熊野古道を歩いてみましょう。熊野古道のコースは複数ありますが、初心者でも無理なく歩けるのが「大門坂コース」。入り口は、大門坂バス停からすぐです。苔むした石段と茂る杉の緑のトンネルの中を大門坂道。神秘的で、異世界に迷い込んだようなこれぞ熊野古道という雰囲気の中歩けます。坂道自体は650mほど。歩きやすい靴で向かいましょう。

大門坂を登った後、参道を400ｍ進む

山中に佇む美しい拝殿

那智山の中腹に位置する熊野那智大社。大門坂コースを登り切り、参道を進むと山々を背景に、朱色の拝殿が姿を現します。拝殿の左側には、神の使いで幸運を導いてくれるといわれる三本足のカラス「八咫烏（やたまだがらす）」が祀られている「御縣彦社」が。（サッカー日本代表のユニフォームにもヤタガラスはいますよね）また、近くにある青岸渡寺近くからは、緑の山々に映える赤い三重塔と那智の滝、という絶景を望むことができます。

約5分

熊野詣のおとも

熊野詣でのお土産は、熊野本宮大社御用達の「熊野もうで餅」がおすすめ。薄く伸ばしたお餅の中に、たっぷりのこしあんが入っています。全て当日の朝に製造されていますので、ふんわりやわらなか食感で、どこか懐かしい・ホッとする味。熊野本宮大社・熊野那智大社・速玉大社の3か所のみでの販売で、町のお土産屋さんでは取り扱いがありません。なお、持ち帰る際は賞味期限が短いのでご注意ください。

約15分

力強さを感じる日本三大名滝

熊野詣での最後を締めくくるのは、那智の滝。高さ・水量ともに日本一で、日本三大名滝にも選ばれている美しく力強い滝です。一目見れば、はるばる来てよかった、大門坂コースを頑張って歩いたかいがあった！と思うはず。那智熊野大社のご神体として、滝自体が信仰の対象として古くから人々の畏敬を集めてきました。

「滝前バス停」よりバス約20分