9時頃出発！ お得なチケットを購入しよう

福井駅から福井県立恐竜博物館へ行くには、えちぜん鉄道に乗車し勝山駅で降りて、勝山コミュニティーバスに乗り替えるコースが便利です。福井駅の切符売り場では、恐竜博物館のお得なセット券を発売しており、えちぜん鉄道一日フリーきっぷと勝山市コミュニティバス利用料、特別展入場料がセットで一般(大人)2,130円。通常よりも740円もお得。そのうえ現地でチケット売り場の行列に並ばずに済みますので、ここで購入するのがおすすめ。電車の発車時間に余裕がある場合は、福井駅西口にある恐竜広場へと向かいましょう。動く恐竜のモニュメントなどが無料で見られます。高さ約6m、全長10mものフクイティタンを見てから出発すれば盛り上がるはず。

約55分乗車後、勝山市コミュニティバスぐるりん路線「勝山駅前」バス停乗車し約12分、「恐竜博物館前」バス停下車

フクイラプトルがお出迎え

勝山駅で電車を降ります。電車の到着時刻に合わせて、バスの発車時刻が決められているので、あまり待たずにスムーズに乗り継ぎできます。約12分ほどでバスは、福井県立恐竜博物館のエントランス前に到着。フクイラプトルのブロンズ像が出迎えてくれます。お得なチケットを買っていれば、駐車場が満車になっていたり、チケット売り場で列ができていたりするのを横目に優雅にサッと入場できます。化石発掘体験の予約が取れなかった人は、入場前に写真奥にある、緑と白のテントの先にある「野外恐竜博物館受付」に行ってみましょう。運が良ければ、当日券が手に入るかもしれません。

約1分

恐竜の卵の形をした

黒川紀章氏の設計による恐竜の卵のような円状ドームの展示ホールの内部は、美しいライティングやダイナミックな空間により、太古のロマンを感じさせてくれます。卵のような建物の内部は4,500㎡もの広大な展示室。44体もの恐竜骨格をはじめとして千数百もの標本の数々、大型復元ジオラマや映像などが見られます。展示場の中央部は吹き抜けとなっており、エントランスのある地上3階から地下1階まで行くことのできるエスカレーターがこの建物のアクセントとなっています。長さ33mものエレベーターで一気に地下へと降りることで、タイムスリップしているかのような気分に。

約1分

恐竜メニューが味わえるカフェ&レストラン

すぐにエスカレーターを降りて、展示コーナーに行きたいところですが、まずランチ時は大行列ができてしまうカフェ&レストラン「DINO」へ！ 「DINO」の場所は3階の西側奥です。恐竜博物館のエントランスは3階にありますので、建物に入ってから右手へと進み、さらに右に曲がり奥に進むと、「DINO」の入口が見えてきます。ここには、かわいい恐竜モチーフのメニューがあるのです。お子さんに一番人気があるのは「フクイティタンプレート(1,030円)」。フクイラブトルやフクイティタンのラテアートが施された「恐竜アイスココア(500円)」もお勧めです。※メニューは随時変更する場合があります。

リアルな動きにビックリ

食事の後は、エスカレーターで地上3階から地下1階まで降り、太古の世界へ。地下1階はダイノストリートと呼ばれる地下通路。両側には美しいライティングに照らされた化石標本が飾られています。トンネルを抜けて1階に上がると、そこは「恐竜の世界」。真っ先に見たいのは、全長7mもの大きさのティラノサウルス。うなり声をあげながら、リアルに動く姿は迫力満点です。恐竜博物館でありながら、ロマンティックな照明やディティールが至る所に施されていますので、デートスポットとしても人気です。

全身骨格標本

「恐竜の世界」ゾーンには、動くテイラノサウルス以外にも、44体もの恐竜全身骨格が立ち並ぶ「恐竜のからだ・くらし」、対面スクリーンの「ダイノシアター」、ジオラマ「中国四川省の恐竜たち」、「日本とアジアの恐竜」コーナーがあります。実物に発掘された化石を使って骨格を復元したもの、皮膚の痕が手や背中に残りミイラ化した恐竜などが次々に現れます。ブラキオサウルスの全身骨格はなんと高さ22m！ 実際に見ると、あまりに大きいのでビックリします。ほぼ原寸サイズのジオラマや全身骨格標本を眺めながら歩いていると、恐竜の世界に迷い込んだかのような気分になれますよ。

女子中学生の化石発見から始まった

「フクイサウルス」をはじめ、「フクイラプトル」や「フクイベナートル」、「フクイティタン」など、福井では5例の新種恐竜が見つかっています。全身骨格の横には、復元模型も展示されています。細部までリアルに再現されているのは、この施設は世界有数の恐竜の研究施設でもあるから。化石クリーニング室も常時公開しています。他にも、1階には「地球の科学」、2階には「生命の歴史」、「ダイノラボ」など、たくさんの展示コーナーがあります。かつて、日本では恐竜の化石は見つからないと言われていましたが、1982年に当時中学生だった女子が石川県で肉食恐竜の歯を発見。恐竜時代の地層がある勝山でも大規模な発掘調査に乗り出したところ、恐竜化石を発見したそう。誰もが恐竜化石の発見者になれる可能性がありますよ。

約10分

予約してでも行きたい！

次は、恐竜化石の発見者に挑戦できる体験へと向かいましょう。野外恐竜博物館での発掘体験は、エントランス前から日本最大の恐竜化石発掘現場である勝山市北谷町まで専用バスで行くツアー形式。所要時間は約2時間です。観察広場の見学・解説もある本格的なものなので人気が高く、予約もなかなか取れないほど。どきどき発掘恐竜ランドは恐竜博物館横にあり、徒歩約5分で体験現場に到着できます。こちらは比較的予約も取りやすく、お子さんにもオススメ。ガイダンスを聞いた後に、発掘現場から運ばれた約1億2千万年前の白亜紀前期の石をハンマーとノミを使って砕いて、化石発掘に挑戦します。植物の化石や貝の化石を見つけた場合は1人1個まで持って帰れます！

約5分

穴場のお土産店

最後にお土産を効率的に買う方法をご紹介します。恐竜博物館の3階、エントランスの東側にあるミュージアムショップは混雑していることが多く、なかなかお土産を買えない場合があります。そんな時は、「DINO STORE」HPから通信販売で化石や鉱物やフィギュアのお土産を購入できますので、上手に利用しましょう。それでも、現地でお土産を買いたいという方におすすめなのが、恐竜博物館前の第一駐車場にあるジオターミナルにあるスーベニアショップ ラプトルです。比較的空いていることが多く、フィギュアなどを購入できます。ジオターミナルには観光案内所やレストラン ザウルスキッチンも併設されています。

勝山市コミュニティバスぐるりん路線「恐竜博物館前」バス停乗車後約12分。「勝山駅前」バス停下車しその後、電車約55分